ビブラートと目尻のはざま

文系芸術脳OLが「発想のナナメ上」をめざして綴ります。

初めて嵐が活動休止を教えてくれた日に書く話

何故かこの日、無性に智くんが恋しくて、『世界一難しい恋』通称セカムズ をずっと観てた。
あ〜可愛いなぁレイさん、続編ないかなぁなんて呑気なこと考えながら。



▶2019年1月27日(日)17:08

ベッドの上でスマホいじってたら突然友達からLINEの通知がピョン


「嵐やばい」「嵐にの好きやって」「動揺やばい」




...とうとう結婚か?
と思い、結婚賛成派のわたしはそのままTwitterに移動した。



トレンドには
「嵐2020年」




...オリンピック何かやるんか?
とここまできても何も気付かないわたし、クリックする。











「嵐、2020年末をもって活動休止」





うそだ




















FCサイトへ急いで向かうと、
11月の頭のライブグッズ関連のお知らせ以来更新されてなかったInformationの欄に、


【2019.1.27】
「嵐」よりファンの皆様へご報告



震える指、開くウィンドウ


嵐5人、動画の灰色のサムネイル


年齢順に並べられた本人たちのコメント





これほど夢であれと思ったことはなかった。



コメントの文章をひたすら反芻する
とめどなく溢れ出す涙


動画はしばらく見られなかった。

30分くらい経った後に恐る恐る再生ボタンを押すと、

そこには真っ黒なスーツではなく、
まるでバラエティにでも出るかのようなピンクとベージュのジャケット姿の5人。



話し出す智くん。


あんなに普段寡黙な人が、瞳の奥に覚悟を湛え、唇を噛み締めて、1年半も抱えていた大きすぎる想いを伝えてくれた。


自分の嵐のとしての活動は終えたい
一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい
個々の想いを背負いながら2020年いっぱいまで走り抜けたい





そっか、

そうだね



彼の言葉を読んで聞いた私は、不思議と腑に落ちてしまった。
こんな悲しいことあるかよ、と思ってたのに、

彼から言われる「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」という言葉には、
ついにその時が来たのか、って天を仰いで微笑むしかなかった。



智くん、自由な人だもんなぁ

これまで芸能人としての職業を全うしてくれてたこと自体奇跡だったもんね

ありがとう

「おおちゃん」って皆に呼んで欲しいって、
芸能人としてじゃなくて、ただの大野智として見て欲しいって以前話していた彼

きっと辛いこと死ぬほどあったろうに、
普通の人以上に自由を愛する人が、
あの世界から逃げ出さずにここまで向き合ってくれた

今はただそれに感謝したい
本当に、この20年、
アイドルという職業を選んでくれてありがとう、ありがとう

だからもう申し訳なさそうに俯くんじゃないよ、笑った顔をみせてくれよ、
だいっすきふにゃふにゃの笑顔でいてよ〜!!




とポロポロ涙を流すうちに智くんのコメントが終わり、

その後「リーダー」って、いつもと変わらない声のトーンで口火を切ってくれたニノ、

目を潤ませながらも真っ直ぐな瞳で前へ向いていきたいと告げるしっかりものの潤くん、

仲が悪くなったわけじゃないよ、ちょっと休むだけだよって相変わらず笑顔をくれる相葉くん、

これからが一致団結の時、大きな目標に向かっていると鼓舞してくれる翔くん、



「あぁ、

こういう時でも嵐は嵐だ」


と同時に、

嵐の活動をやめたい、という話は智くんからだった、
一昨年の6月の時点からそういった話をして、これまで1年半、計り知れない程の話し合いを重ねてきた、
そしてその着地点が「全員の活動休止」となった

それを知った瞬間、


大野智の下した決断は誰も止められなかったけど、あの4人だから少しでもいい方向に変えることが出来たんだ」

「あぁ、

これがいつまでも変わらない嵐だ」




ってすごく救われた思いがした。



ものすごく勝手だけど、
嵐は永遠に終わらないと思ってた。

嵐は還暦になったらちゃんちゃんこ着て杖ついてコンサートやろうね、なんて話してたこともあったし、なぜかその景色が私には想像出来てた。
たぶん彼らが、「よくいそうな感じのいい青年達」っていう気取らないアイドル像を築き上げてたからだと思う。
全くもって庶民の生活をしてる訳じゃないのに、すごく「普通」に見える仲のいい5人、みたいな。「あいつらオジサンになってもこうやって飲むんだろうな〜!」みたいな、うるさい男子同級生みたいな。


それか、永遠じゃないとしたら。


終わる時は華麗に美しく散るだろうとも。



嵐が常々口にする、
「5人じゃなきゃ意味が無い」っていう言葉は
あれほど色んな媒体って言ってきたからこそ、もはや言い過ぎて何も考えずに口をつく言葉なのかなと思ってた。

だからこそ、この言葉がこれほどの威力と優しさに満ちてるなんて気付きもしなかった。

1人で抜けても4人で続け欲しい、って事もきっと伝えたと思う。
でも4人はそれに乗っからなかった。

「嵐は5人で嵐」という神話が、いま本人達の手によって、最も美しい形で証明されたんだ。



そんなことを考え、Twitterにひたすら想いを載せ、泣きに泣き、彼らの与えてくれた2年間という短くて長い猶予に愛を感じているうちに飛び込んできたニュース。



嵐5人が会見。



どこが1番先に取り上げるんだろう、
あ、フジのMr.サンデー

5人、どんな顔してるんだろう
私達はどう受け止めたらいいんだろう
ああ、これから暫くテレビで知らんコメンテーターがグッサグサ傷口を抉って塩塗るようなこと言うじゃん
週刊誌にもあらぬこと書かれるじゃん


先回りして色んなことに思いめぐらせるうちに、
「わたしの大好きな嵐と大野智を傷つける奴は全員ぶっとばす!」
っていう上田並の精神がフツフツと湧いてきて、


これは全世界に告げるが、
会見を経て明日以降、
「大野くん元々やる気なさそうだもんね」「もうジャニーズも辞めて釣り人になれば?www」
等々、彼の葛藤や軌跡、5人が話し合った1年半を軽んじるような物知らぬ口をきいた暁には命はないと思えよな!
その位ファンは残された2年が宝物なんだ!頼むよ!

(私のTwitterより)


マイルドヤンキーかて。

もう必死。
必死に明るいこと言って頑張ってる、わたし...健気.....


会見の録画放送まで待機。



徒歩3分圏内に住んでる嵐ファンの後輩がわざわざ家の前まで会いに来てくれた。

泣き腫らして、抱き締めて、本当にどうしようね、って笑い合った。

ほら、嵐はこうやって人との繋がりをも作ってるんだよ

「嵐だったら誰好き〜?」が初対面の女の子との会話の始まりだったあの頃、
嵐という共通点がいつしか確固たる絆に変わった例を、わたしは学生生活の中で幾度となく見てきたし、実感してきた。
嵐は国民的という枕詞を付けられて久しいけれど、彼らとファンしかいない空間ではわたしたちに寄り添い、一緒に見たい景色を見せてくれる、すごくすごく優しくて腰の低い人達だ。


そんな彼らと同じ時代に生き、たまたま好きになった私達は幸せだね、
もう生きてれば幸せだね、
5人には笑っていてほしいね
じゃあ...私たちが嵐になる?


いや、これ、活動休止発表されて数時間後のファンの様子だなんて、信じられないけど、
彼女と私の間にはいつもと同じように柔らかくて、ちょっぴり切ない空気が流れた。

青いじゃがりこ、ありがとう。





会見から先はパート2へ。これからかきます。




の前に。

録画放送の30分くらい前に、各種媒体から記者会見の様子の記事が早々にアップされたの。

サムネイルがね、


笑ってる..........(号泣)

嵐じゃん

嵐だね