ビブラートと目尻のはざま

文系芸術脳OLが「発想のナナメ上」をめざして綴ります。

嵐の「Find The Answer」のカップリングはいいぞ

今更カップリングを聴いておったまげた話。

粒ぞろいすぎる。

あわよくば音楽ファンに聴いて欲しいけど、なんせ1年も前のシングルなんで...(浦島太郎かよ)

私の初見の備忘録として残す!

「白が舞う」はオリンピックテーマソングだからTV披露もされてたし、敢えて外してます。ごめんな。すごい好きだよ。

 

まず、Find〜がある意味「嵐らしい」( ※主観※ 希望のあるちょっと切ないメジャー調に乗せて君と明日を探す系歌詞)だから、カップリングで攻めたんだろうけれど、攻め方が格好よすぎる。多田慎也師匠の「君のうた」も嵐の優しさと多幸感をまるごと表したA面だから、カップリングにオシャレ転調サウンドが飽和状態だったもんね。

 

とにかく、安易にカッコイイ曲でウィスパー祭りみたいなことしなくても今の嵐はこんなに格好良くなるのかよ〜〜!っていう魅力が溢れんばかりの名曲たち、いってみましょう。

 

 

「街角の恋人たち」

作詞:Goro.T

作曲:Kevin Charge・Ricky Hanley・Carlos Okabe・Saw Arrow

 

え〜!めっちゃ可愛い曲想像してたのに〜!

センター街のスピーカーで流れてて欲しいねぇ

(参照:WISHのシークレットトーク)的な感じだと思ってたのに〜!!

 

ゴリゴリのR&Bじゃん。

R&B滅茶苦茶好きなんですけど、オイオイ聞いてねえよ、歌い出しで心の中の侍が「己覚悟...」って呟いたわ。歌い出しから斬られたわ。柔らかボイスに。

え〜〜近年の曲の中で結構上位に好きなんだけど。歌詞も良すぎじゃないか。「最後のMy Lover」ってド直球で深い愛を手渡してくれる感じ...ん〜〜〜好き!!!

 

あの、嵐が好きなんですけど、この曲に関しては大野さんの歌に優しく叩き殺されたので大野さんのことしか語れない偏差値3感想をお送りしますね......

 

〜好きポイント〜

①伝家の宝刀「ハ行」

「儚さに揺れてる」の「は」が、甘く上に抜ける感じ。cf)遠くまで「弾むように」

 

②三連符 (抱きしめるから〜etc)

三連符のお手本みたいな三連符。

押し付け過ぎない三連符。

最後の「らぁ〜」が至高。

(体言止め)

 

R&B

「必ず涙は乾いて〜k」(※て〜kがポイント)のR&B感。てか、R&Bなんだよなぁ。普段バラエティでダンゴムシ鼻に突っ込んだ話してる人がこんなバリバリのR&B歌えるの、すごく、すごく...

 

良いよね。(語彙力)

 

④ラスサビ裏の高音フェイク

私はこの曲を第2のONLY LOVEだと思ってます。ONLY LOVE、あんなに投票してるのにな〜!相葉くんも好きなのにな〜!やってくれないなら今度から街角の恋人たちも投票するもんね〜!!

 

松本くん、見てますか。(やめなさい)

 

あとね、「恋に落ちてく」って歌うあいばくんにこっちが恋に落ちるわ。とお伝えしたい。

 

お次。

 

 

「Circle」

作詞:paddy

作曲:今井了介Tasuku Maeda

 

 

なんか、胸が キュッ ってならない?(恋かよ)

音数が少ないから一個一個の音が際立って鋭く突いてくる感じ。cf)夜の影

という意味で心臓をキュッ キュッと握られるサウンド三浦大知が歌ってそうなイメージ。

って思って調べたら今井さん三浦大知に何曲か楽曲提供してる方でした!わーい!ちょっと嬉しい。

序盤は基本2~3人→5人体制、2番に入ってからソロもあるけど裏の音数が増える分、あんまり「人の声」に耳が気を張らずに聴ける。

 

〜好きポイント〜

①音を極限まで少なくした落ちサビの大野「心の奥の方で」松本「どこへでもGet Your Way」

すっっっげえ良い。

エレクトロサウンドの隙間にふと現れる人間の声って温度があっていいよね。好き。

個人的に、人間らしいアイドル像を築いてる嵐と無機質なエレクトロサウンドって対極にあると思ってるので、嵐がエレクトロ系楽曲を歌うと途端に体温がない冷たさを感じて本人達とのギャップに風邪引く。特に、こういうマイナー調は。逆に『THE DIGITALIAN』(2014)収録の「Asterisk」とか「Zero-G」は明るいから、そのままの形と性格の嵐のAIが歌ってるような感じになりません?(お前だけだよ!)

何が言いたいかって、「truth」みたいな総鬱展開曲とは違う、こういう尖った硝子みたいな曲も推せる。

嵐のレンジハンパねぇ。

 

お次。

 

 

Bounce Beat」

作詞:IROCO-STAR

作曲:Henrik Nordenback,Christian Fast,Samuel Waermo

編曲:Henrik Nordenback

 

 

嵐のワンナイトラブ系ソングには2パターンあると思ってて。

 

1. 男からスムーズに攻めて共に堕ちる

2. 1枚上手の女にアレコレ試行錯誤する

 

個人的には2で困り果てて都合のいい男になる嵐もめっっっちゃ好きなんだけど ...「Sugar」とか「Fake it」とか。みんな好きでしょ?この2曲。(強引)

でもこれは1。私のベスト・オブ・推し曲「Hit the floor」も1。ソファで寛ぐ(語弊)「イン・ザ・ルーム」も1。

 

なのにこの曲めちゃくちゃポップで可愛い。「Boom Boom」みたいな曲なのかな?と思ってたのに。完全に頭がBBってだけでした。

コード進行も意外性がなくてスムーズで、きっとこの主人公は何度も何度も女を落としては乗り換えてを悪気なくこなしてきたヤツなんだろうな、ってくらいポンポン曲が進む。逆にかっこいい。

 

好きポイント

二宮和也の「誰のせいかな?Oh lady, Come on」と大野智の「ね、気のせいかな?Oh Baby come on」、同じメロディなのに全く違って個性が出るのが良い。

二宮和也のはちょっと強引に答えを導く歌い方で1。大野智のは眉毛を下げてちょっと困ってるような歌い方で2。

はぁー!!どっちも好き!!

 

櫻井翔の「その真っ赤な唇に」

いや、これ、全櫻井担が好きなベルベットボイスじゃん。私も好きだよこの質感。

翔さんの歌声って時折物凄い糖度を持つことがあるけど、特に1番と2番のこの箇所の糖度はすごい。A5ランクのシール付けられた千疋屋のフルーツ並みに甘い。

 

③間奏の大野さんの「バンスアッパンダッ ハーゥン」の「ハーゥン」がすげえいいので全国民聴いてください。

 

 

 

作家陣もあまり見ない布陣で、いい風を吹かせた感じがしました。「街角の恋人たち」も通常盤に入れてくれ〜!!!でも今の時代探せば出てくるから全部聴いて下さい。笑笑

やっぱり嵐、「untitled」を経て歌の幅とスキルが上がってない...?いや、本当に、久しぶりに歌に集中したら「入り」と「切り」の繊細さと表現力がすっごく良くて、びっくりしました。

嵐の歌はいいぞ。

 

以上、「Find The Answer」のカップリング布教でした。

 

総括:全部好き!!!

 

 

次は皆大好き「君のうた」カップリングを布教する予定。(‘◇‘)

 

 

あとがき。

卒論であんなに苦戦したラスト3000字、はてブロだとこんなにスイスイ書けるんだと軽く衝撃を受けました。